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北京おのぼり物語

  1. 三千人の観光文化交流団が北京に向かった。メデイアでも大々的に報じられたのでご存知の向きの多いかと。5月23日土曜日、北京の人民大会堂(日本の国会議事堂)で日本から三千名の観光文化交流団が集まった。習今平国家主席もサプライズ臨席するビッグイベントの現地レポートです。

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チンプンカンプンがこのイベント情報を入手したのは山東省チンタオ市のビジネスパートナーからだった。「こんな記事が中国のネットにでてますよ」とみせられたのが4月中旬のことだった。その時は「ふーん。そう」まったく他人事であった。その様子に中国側パートナーは業を煮やして「Nさんが行かないと、誰が行くんですか?」と血相変えて怒鳴られてしまったのだった。 そういえば、おいらの関心ごとは「カニとかエビがうまい」程度のレベルだったからね。
天下国家の大事に思いをはせた瞬間であった。

日本に帰国するや、主催者のA事務所に電話を入れてみて「旅行社に伝えておきます」と約束をもらったのはもう締切間際のことだった。ああまにあった。思えば北京なんてもう10年も行ってないよ。おいらが北京に足しげく通っていたのはまだ中国で会社にいたころだ。北京に出店しているヨーカドーとか吉野家に食材の営業に行ってたころだった。懐かしいなあ。

 
やがて出発のとき。関空は一種異様な興奮に包まれていた。なせ三千人の大移動。 おいらは混雑避けて「ラウンジ」で一休み。

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飛行機は少々遅れたけれどまあ、順調でした。
おどろいたのは北京空港。
いつも降り立つチンタオとか大連では到着荷物を全部X線検査するのにここでは「なーんも」おとがめなし。これから北京経由で旅程組むかな。

飛行場から手配のハイヤーで北京市内移動。
ごらんのとおり空の色は快晴とはいえないがまあ、いい天気でした。そもそもスモッグってのは冬場の現象。民家が暖房に石炭ストーブたくことが原因。ストーブの季節が終われば大阪と「大差」ない。むしろ雨の少ない分過ごしやすいかも。
大通りだってこんな感じ。どことなく「昔懐かしい」イメージすら感じませんか?もちろん地下鉄だってハイウエーだって東京以上に走行している。というか、大きい街なんです。


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ここらでちょいと北京市民(「老百姓、」)の生活一端をご紹介しておきましょう。市内を縦横に走り回る宅配屋。この日は北京から山東省ウエハイ(威海)市の元カノ宅に贈り物を届けるため、ホテルに呼びました。フロントで荷物を引渡して伝票書いて。日本ならこれで終わりですけど中国の場合は「ここから勝負!」値段交渉が始まります。この日は日本円で100円程度の値引きが延々10分ほど繰り広げられました。「価格交渉担当」ヒトミ嬢。チンプンカンプン受講されてる方にはおなじみすね。わざわざチンタオから駆けつけてくれました。別にわがはいに会いに来た、というよりお父さんお母さんが北京行ったことないから、ということでこの機会に親孝行に来たんだって。
 

さて日が改まっていよいよ人民大会堂交流会当日。なにせ三千人ですから交通手段の確保も大変です。乗り入れ旅行社別に集合場所が指定されました。
うちのグループは友誼飯店。ここでバス五台に分乗して人民広場にむかいます。天安門広場にさしかかった。天気は快晴(もっとも北京は雨の降らない街なんですけど)。
いよいよ人民大会堂に向かいます。もう50台ほどバスが先着していました。人民広場は広いから全然余裕。後100台でも停まりそう。
それにしてもすごい人。中には、おいらでも知っている有名人も。「あんな人でも並ぶんか」あちこちでそんなささやきが聞こえます。入場手順的には
バス⇒徒歩で制限エリア⇒招待状チェック⇒15分ほど並んで階段到着⇒パスポートチェック⇒玄関入場して保安チェック(空港と同じ)。さすが警戒厳重だ。後ろを振り返ると陸続と入場者が並んでいる。なんか緊張するわ。
 
 
はい。入場成功。いの一番の課題はトイレにダッシュ。バスの移動時間含めたら2時間近く「待っていた」。おまけに緊張したのか?昨日の北京ダックのたたりか?おなかがグルグル鳴り出していたのだ。大会堂のトイレは昔ながらの座り込み型。温水式なんてとんでもない「ぜいたく品」なんですよ中国では。閑話休題。
一同は粛々と指定された席を探して移動します。

一同着席するまで相当な時間がかかりました。おいらはこの時間を利用して営業です。 名刺交換こんだけしたヤツほかにいないでしょう。最後には「おまえ座らんかい」なんてチェックされちゃいました(汗。
やがてプログラムがスタート。メインイベントは習今平国家主席の登壇。一同おもわず「どよめいて」います。スピーチはとても簡単なわかりやすい言葉だったので同時通訳必要ないくらい。だからこそ内容の厳しさがひしひしとつたわった。日中関係依然厳しいことを痛感。
やがて舞台はショウタイムへ。京劇や雑技、お決まりの子供たちのパフォーマンスが続く間に宴会の準備がすすみます。なにせ三千人に食わせる大事業。それにしてもなんか要領わるいねえ。服務員、スープを運んできてもお玉は?小鉢は?最後にウエイトレスに「どのくらいここで仕事してるの?」って聞いたら「一か月」だって。バイトやんか。料理ははっきり言って横浜や神戸の中華街の方が「日本人の口に会い」ました。決め手は最後に出たサケの揚げ物、お皿の人民大会堂のロゴがなければ、大戸屋のサケフライ定食と大差ないわねえ、と同席者一同の感想だった。

宴も果てて帰り道。メシはもひとつでしたがなにせ「ナマ国家主席」をみた興奮に一同酔いしれておりました。紫禁城もライトアップされて、なかなかの見応えです。あしたは早朝から二階氏参加の早朝コースもあるそうですけど、いけるかな?

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北京おのぼり日記でした。
2015.05.28