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観光客のみなさん、ようこそ日本へ!

観光客のみさなん、ようこそ日本へ!

[希望の海に船を浮かべて~中国のあくなき挑戦~]

中国の山東省に位置する湾岸都市チンタオでこんな光景を発見。 海にほど近いショッピングモールで新規開店した回転すしとカレー専門店、そこではフロアーを埋め尽くさんばかりの長蛇の列ができていた!!

 

『まわる寿司、ようこそ日本へ』

 

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長蛇の列を一体、何事かとのぞいてみれば、なんと回転すしの寿司レーンに流れているのは必ずしも寿司ばかりではないという事実!! 和菓子だったり、から揚げだったり…日本でも一部の回転すし店では子ども向けにハンバーグ、から揚げ、女性向けにフルーツやスイーツなんていうのも流れている。 しかし、一般的な日本の寿司店、いわば回らない寿司店では、から揚げも和菓子もそう滅多に見かけない代物である。 しかし、寿司、和菓子、から揚げを目の前に人々の目は輝き、初めて触れる日本文化にココロ踊らせている。 この回転すし店では寿司以外にも日本の食文化を提供することで、より人々の心を上手く掴んでいると納得される光景であった。

 

 

『ココロに刺激、母の味』

 

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そしてもうひとつの長蛇の列。 カレー専門店をのぞいてみる。 値段表に目を向けてみればカレーの値段は日本と同じか少し高いくらい。 チンタオの物価は急速に上がってきているとはいえ、日本に比べれば3分の1程度。 決して安いものではない。 日本でカレーといえば、国民食。 本場インドカレーなんてあるけれど、まだまだカレーといえば母の味。 「今日はカレーよ」何て言われた日には「やったぁ!」とはしゃいで学校へ向かった記憶がある方も少なくないはず。 けれど、それは日本の話。 やっぱりカレーといえば本場はインドでしょ!! では、なぜ人々は日本のカレー専門店に並ぶのか? それは寿司同様、インドの本格カレーでなく、「日本の国民食」のカレーこそが人々を惹きつけているのではないだろうか。 インド発祥のカレーが日本で広まり国民食になったように、ここ中国でも母の味として、「日本のカレーが中国の国民食」なんて日も近い??

 

 

『ゴジラからの挑戦状?』

 

とある、経済雑誌で掲載され話題となった『新宿にゴジラ出現』の見出し。 「ゴジラ」といえば、数ある日本の特撮怪獣映画の中で観たことのない日本人はいないくらいメジャーな映画といえる。 映画の本場、ハリウッドでもリメイクされ、「GODZILLA」の発音は我々日本人は、理解しがたく物議を得たものだ。 しかし、中国の経済雑誌でなぜ「ゴジラ」の話題を選んだのか疑問である。 映画雑誌なら、合点がいくが、掲載されたのは経済雑誌である。 そして、もうひとつ気になるのが「新宿」という土地。 「新宿」は言わずと知れた日本の経済の中心地。 「ゴジラ」は「新宿」に現れたのである。 そう考えると、あの映画ゴジラのテーマ曲が頭をよぎる。 「テテテーン、テテテーン…」 地鳴りのするゴジラの大きな足音、さまよいながら建ち並ぶビルをなぎ倒し、火を吹くゴジラ。 人々は叫び、逃げ惑う。 「新宿」は「ゴジラ」によって破壊されるのである。 そしてこれを、大々的に取り上げる中国の「経済雑誌」。 これは、どういう意味を示すのか… 考えれば、考えるほど「ゴジラ」のあのテーマ曲が頭を離れない。

 

 

『日本航路に夢を乗せて』

 

中国の人々を日本に運ぶため、チンタオに5月29日「世界一のフェリー基地」が竣工される。 第一定期便は、福岡を目指して就航が予定されている。 これによって、日中経済・文化交流はますます加速していく一方だ。 日本の文化は、中国の人々によって脚色され、肥大していく。 中国での日本文化にふれやすい環境も多くなってきた。 「船」という安い交通手段で誰でも行ってみたい日本、憧れの日本へ行ける環境はもう夢じゃない。 しかし、中国の人々にとって日本は想理郷か、否か。 航路に霧がかからぬことを願いたい。

 

 

2015.05.11